・氏名:渡邉 摩理子・わたなべ まりこ・Mariko Watanabe
・専門分野:混相流、反応性流体、数値流体力学
・研究内容:
当研究室では現在、主に二つの研究テーマを進めています。一つは呼吸器内の流動シミュレーションです。ヒトが粉末状の吸入薬剤や大気中に浮遊する粒子状の汚染物質を口から吸い込んだとき、それらの粒子が呼吸器内のどこまで到達し沈着するかを予測することを目指しています。もう一つは旋回火炎内の粒子の運動に関する研究です。スワール燃焼器において燃料粒子と空気が混合する様子を調べたり、火災時に発生する火災旋風が、物体を巻き上げて被害を拡大させる状況を予測したりするのに役立てたいと考えています。この二つは対象が全く異なりますが、気体中に固体粒子が混ざった流れ(固気混相流)を扱っているという共通点があります。当研究室は混相流というキーワードのもと、機械、医療、大気環境、災害予測など分野を超えて役立つ研究を目指しています。